2011.06.20更新

今日は小鳥のセンター病院です。
今回のBLOGこの鳥なーに?の回答編です。この鳥さんはかわいい顔をしています。


答え
 ユリカモメ(チドリ目 カモメ科)

  学名:Larus ridibundus

  L40cm W93cm
日本では冬鳥として日本全国に飛来する。英名は「Black Headed Gll」すなわち「黒い・頭・カモメ」、写真の姿を現しています。
夏はユーラシア大陸の北部で繁殖をし、日本などで冬鳥として飛来し、越冬をします。

この鳥はこれから北へ渡って行く前のユリカモメです。もちろん、もっと早く渡って行く鳥もいますが、夏羽になって飛んで行くユリカモメもいます。

日米の渡り鳥条約
日中の渡り鳥条約
日ソの渡り鳥条約になっている鳥。

japaneseteaちょっと一息
都鳥=ミヤコドリ?=ユリカモメ?
ミヤコドリはチドリ目チドリ科の鳥で、貝類を嘴で器用に開けて食べる海岸にいる鳥です。越冬のため日本の海岸に飛来しますが、飛来数は非常に少ない。万葉集などで読まれている「舟競ふ堀江の川の水際に来居つつ鳴くは都鳥かも」はミヤコドリの可能性も指摘されています。しかし、「伊勢物語」の和歌「名にし負はばいざこと問はん都鳥わが思ふ人はありやなしやと と詠めりければこぞりて泣きにけり」の都鳥はユリカモメの可能性が高いそうです。都鳥はどちらでしょうか?

投稿者: 小鳥のセンター病院

中央病院 TEL:048-266-6661
池袋病院 TEL:03-5960-3411