2012.02.12更新

今日は小鳥のセンター病院です。今回のBLOGは鳥さんの発情についてです。発情のメスの鳥さんは男の子のように求愛をする場合があります。それによって病気になることもあります。


発情期の雌の鳥さんの問題点(4-2)

 発情行動は他にも問題を起こします。意外かもしれませんが、雌の鳥さんも「吐き戻し」をします。雄の鳥さんの場合とは違い雌の鳥さんの場合はヒナに食事を与えるためと言われています。しかし、雄の鳥さんと同様に、「細菌性ソノウ炎」や「真菌性ソノウ炎」になってしまうことがあります。また、吐き戻しが多いと飲水量も増えていくので便に含まれる水分量も増えていき、いわゆる多尿便になってしまいます。
 

脚への求愛行動
雌のセキセイインコの脚への求愛行動

 求愛による脚と止まり木の汚れ

求愛により汚れた脚と止まり木

 


 吐き戻しの対象が物の場合(鏡やおもちゃなど)はこまめに洗うことによりソノウ炎などの病気を程度防止できますが、自分自身の体、食器、止まり木などに吐く場合はさらなる問題を起こす可能性があります。自分自身に吐く(脚や肩)場合、羽が抜け皮膚が炎症を起こすので、重度の皮膚炎を起こす場合があります。止まり木に吐くと足で踏んでしまうことがあるので、足底症(バンブルフッド)の原因になることがあります。
 

投稿者: 小鳥のセンター病院

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