2013.02.23更新

今日は小鳥のセンター病院です。
今回のBLOGは小鳥さんの羽シリーズ「糸状羽」についてです。この羽は飛ぶことの役には立たなそうです。しかし、重要な役割を果たしています。それは何でしょうか?

<羽毛の構造・糸状羽>
 綿羽とは逆に、羽軸(うじく)のみで羽枝(うし)をほとんど持たない変わった羽根もあります。それは糸状羽(しじょうし)とも毛羽(もうう)とも剛毛羽(ごうもうう)とも言われます。この羽根は飛ぶことには関与していませんが、感覚に関与していると言われています。正羽の側に生えている糸状羽(毛羽)は羽根の位置や形の把握をしています。
剛毛羽更に眼の周りや鼻孔(びこう)の周りに生えている糸状羽(毛羽)はゴミの侵入などを阻止しています。更にオオルリやキビタキの嘴(くちばし)周囲に生えている剛毛羽(ごうもうう)は虫を捕まえるのに役立つため補虫網(ほちゅうもう)と言われています。

投稿者: 小鳥のセンター病院

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