こんにちは小鳥のセンター病院です。
今回のBLOGは?この鳥なーに?初級編7の回答編です。この鳥さんはよく見かけます。
では答え合わせです。
答え
オナガガモ(カモ目 カモ科)
学名:Anas acuta
L ♂75cm 雌53cm
冬になると多数が湖沼、川などに渡来する。採食行動は逆立ちして首を伸ばして、水中、水底の餌を食べる。この時、特徴である尾がピンと立つので目立つ。長い首は他の鳥より深い場所に嘴が届き採食できる特徴を持つため、同じ場所に生息し同じ様な食性を持つマガモなどと棲み分けするのに意味を持つ。
狩猟鳥の1種。
日米の渡り鳥条約
日中の渡り鳥条約に指定されている。
ちょっと一息
「棲み分け その2」
カモ類の多くは冬に渡来する。「水」と言う限られた場所に一斉に集まるため、色々な方法で棲み分けをしている。
生活様式により大きく2種類、潜水して採食する海ガモ(潜水ガモ)と主に水面で採食行動をする淡水ガモに分けられる。
海ガモ類(潜水ガモ)・・・ホシハジロ、キンクロハジロ、シノリガモなど
淡水ガモ類・・・・・・・・マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモなど
さらに海ガモ類でも雑食(キンクロハジロなど)、主に草食を中心とする種(ホシハジロなど)、主に魚、貝食を中心とする種(ホオジロガモなど)に分かれる。
淡水ガモ類は主に陸上採食を中心とする種(ヒドリガモなど)、主に水面採食を中心とする種(オシドリなど)、主に水中採食を中心とする種(オナガガモなど)に分けられ、さらに主にプランクトン(ハシビロガモ)を食べる種類、主に水草を食べる種類(ヒドリガモ)、雑食性の種類(マガモ)に分けられる。
このように棲み分けをすることが可能となるような身体の形、嘴の形、足の体に付く位置まで異なるように鳥の体は進化している。
このようにカモ類は様々な方法で棲み分けを行って共存している。
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