2014.01.26更新

こんにちは、小鳥のセンター病院です。
今回のBLOGは鳥さんの羽シリーズ、羽の異常です。いよいよ病気について始まります。


①羽毛への直接的なダメージによる異常
<羽咬症(うこうしょう)、毛引き症(けびきしょう)>
毛引き症 羽咬症

羽毛への直接的なダメージによる異常
 左:毛引き症
 右:羽咬症


 
 ストレスや発情、内臓疾患、皮膚炎などの様々な理由によって自分で羽をいじくり、羽根を傷つけ、抜いてしまう病気です。羽根の羽軸(うじく)だけを残して羽枝(うし)をむしり取る羽咬症(うこうしょう)と羽根自体を抜いてしまう毛引き症(けびきしょう)があります。羽咬症(うこうしょう)や毛引き症(けびきしょう)は鳥種や個体差があり、きまった場所をいじくり続ける場合もあれば、何か所も同時に自傷する場合もあります。
病気ではないが、抱卵斑(ほうらんはん)も一種の毛引きであります。これは雌の鳥が繁殖期の中で卵を自肌で温めるためにお腹側の一部の羽を抜きます。抜いた羽根は巣材になります。発情起因性の毛引き症です。しかし、過発情や発情のストレスによって進行すると重度の毛引き症になる場合も見られます。

投稿者: 小鳥のセンター病院

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