2013.04.28更新

こんにちは小鳥のセンター病院です。
今回のBLOGは鳥さんの羽シリーズ、羽毛の種類「綿羽」についてです。どのような形で、どのような意味を持つ羽なのでしょうか?

<羽毛の種類・②綿羽>
② 綿羽(めんう)
綿羽いわゆる「ダウン(下羽)」と言われる羽毛のことです。羽軸(うじく)と鈎(有鈎小羽枝・ゆうこうしょううし)を持たないため、羽弁(うべん)を作らずフワフワした綿状になるため空気を多く含みます。この事は保温に役立つ事を表しています。保温に優れているこの羽はヒナの羽(幼綿羽)や正羽の下に生えており体温を維持する役割を果たしています。水の中にいる時間が長い水鳥には多くある傾向があります。これは保温のためと浮力の役に立つためと言われています。

投稿者: 小鳥のセンター病院

2013.04.20更新

今日は小鳥のセンター病院です。
今回のBLOGは鳥さんの「目やに」です。鳥さんも目の病気になります。原因は様々で、目だけが理由とは限りません。どのようなことで病気になるのでしょうか?

結膜炎 眼瞼炎
家の小鳥さんの目は綺麗ですか?目の周りが赤かったり、目ヤニが出ている事はありませんか?小鳥さんも目の病気になりますが、意外と目ヤニがでている理由は目の疾患・病気以外が理由になっている事も多くあります。目の疾患・病気としては結膜炎が多く、その他に目に傷が入る創傷性角結膜炎、眼瞼の裂傷や緑内障があります。鼻水による羽の汚れ目の疾患・病気以外の理由として疥癬症、上部気道疾患などが挙げられます。この中で特に注意が必要なのは上部気道感染です。上部気道感染症とはくしゃみや鼻水などを主症状とする感染症で鼻炎や鼻腔炎、副鼻腔炎、咽喉頭炎などがあります。呼吸器系の病気ですが、進行すると「目」に症状が出ます。その症状の1つに目ヤニがでる結膜炎があります。呼吸器疾患として目ヤニが出た場合は、呼吸器症状はかなり進行しています。目ヤニかな?と思ったら早めに病院へおいで下さい。

投稿者: 小鳥のセンター病院

2013.04.06更新


<羽毛の種類・①正羽>
① 正羽(せいう)
正羽いわゆる一般的に「羽根」と言われる羽毛です。頭から尾までの体の表面を覆う羽毛のことです。正羽の形によって、軀幹(くかん:胴体のこと)に生える「体羽(たいう)」、翼に生えている「風切羽(かぜきりばね)」、尾に生えている「尾羽(おばね)」に分類されています。これらの羽は基本的に中空状(ストロー状)の羽軸(うじく)および羽軸根(うじくこん)に羽弁(うべん)と言われる羽軸を中心とする一枚のシート状の羽根で構成されています。これらの羽は飛ぶ事に関与していることが多く、さらに汚れや雨などから飛ぶのに重要な羽毛や体を保護しています。

投稿者: 小鳥のセンター病院

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