毛羽(もうう)
2016.10.01更新
この羽は羽軸(うじく)のみ、あるいは羽軸(うじく)の先に数本に分かれた小枝または房状の羽枝(うし)を持つ羽毛。この羽毛は羽の間や顔の周囲に多く生えています。この羽毛は基部に感覚を感知する機能、神経を有しています。そのため羽の間に生えることで羽の位置、形の乱れを感知しています。この事は正羽自体に感覚が無く、乱れても気付かず飛ぶことに対して影響を及ぼすのを防ぐため、重要な意味、役割を果たしています。さらに顔の周りに生えているこの羽根は特に「剛毛羽(ごうもうう)」ともよばれ、目の周囲、ロウ膜の周囲、口角(こうかく)に生えていることが多く、感覚としての役割や、異物の侵入の阻止、さらには虫を捕まえる役割を持つ補虫網(ほちゅうもう)としての役割を持ちます。別名「糸状羽」。
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