2016.10.01更新

鳥類の肋骨数はセキセイで8本、猛禽類・鶏で7本であるが、セキセイインコなどでは癒合もあり、正確に数えることは難しい。鳥類の肋骨の多くに鈎状突起が肋骨の中間より出ている。この突起は尾側(後方)に伸びており、後ろの肋骨と重なっている。これによって肋骨への筋肉の付着部を増やし、肋骨壁を強固にする役割を果たす。肋骨は胸椎から出ている「胸肋骨」と胸骨から出ている「椎肋骨」が癒合しているが、最初の2本(鳥種により異なるが)は胸骨と椎肋骨ではなく靭帯で連結している。この胸肋骨を「脛背肋骨」という。

肋骨(ろっこつ)
肋骨(ろっこつ)

投稿者: 池谷動物病院

2016.10.01更新

Cockatiel Lock Jaw Syndrome(CLJS)の略。顎を支える神経や筋肉の疾患により開口困難になり、を開けることが出来なくなるオカメインコのヒナ疾患。頬や顎の神経や筋肉への感染で発症する。上部気道感染症の副鼻腔炎や鼻腔炎などの感染症や挿し餌の失技などが原因となる。別名「オカメインコの開口不全症候群」。

ロウ膜や嘴の色が悪く、かみ合わせに違和感がある
ロウ膜や嘴の色が悪く、かみ合わせに違和感がある

投稿者: 池谷動物病院

2016.10.01更新

上嘴の基部にある肉性の膜が角質化して厚くなり茶色くカサカサに変色すること。セキセイインコによく見られる。雌では発情に関連して見られる。雄の場合この症状が出ることはないが、この症状が出た時は精巣などの病気が疑われる。

セキセイインコの雄の精巣腫瘍に伴うロウ膜の褐色化
セキセイインコの雄の精巣腫瘍に伴うロウ膜の褐色化

投稿者: 池谷動物病院

2016.10.01更新

上嘴の基部にある肉性の膜。その部位に鼻孔が開いている。オウム目、ハト目などに見られる。

セキセイインコ 雄のロウ膜
セキセイインコ 雄のロウ膜

セキセイインコの 雌のロウ膜
セキセイインコの 雌のロウ膜

投稿者: 池谷動物病院

2016.10.01更新

輸卵管の最初の部分。卵黄を受け取る部位のこと。受精が行われたり、カラザが形成されたりする。別名「卵管采」。

投稿者: 池谷動物病院

2016.10.01更新

放射線の1種で、紫外線とγ線の間の領域にある。透過性が強いのが特徴。ドイツのヴィルヘルム・レントゲンが1895年に発見した。そのためレントゲン線と名付けられた。別名「X線」。

投稿者: 池谷動物病院

2016.10.01更新

エックス線を被写体に当てて、画像化したもの。エックス線が透過する物は黒化し透過しない物(吸収するもの)は白化する。空気は黒く、骨は白く映る。

セキセイインコの仰向け(VD)像図
セキセイインコの仰向け(VD)像図

セキセイインコの横(ラテ)画像
セキセイインコの横(ラテ)画像

投稿者: 池谷動物病院

2016.10.01更新

皮膚粘膜が避けてできた傷のこと。

投稿者: 池谷動物病院

2016.10.01更新

昔は伝書鳩として手紙の運搬に使われていたハトが進化した状態。飛翔能力と帰還能力を極限まで高めたハトのこと。

投稿者: 池谷動物病院

2016.10.01更新

外気温や水温によって体温が変化する生き物の総称。別名「変温動物」。(⇔温血動物

投稿者: 池谷動物病院

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