2017.02.14更新

フラミンゴはソノウからミルク様成分を出し子育てをする。成分は赤い色素と多めの脂肪とタンパク質を含む。哺乳類と違い糖質はほとんど含まない。ミルクの中の赤い色素はヒナを赤くする。他にフラミンゴ(フラミンゴミルク)などが知られている。

投稿者: 池谷動物病院

2017.02.14更新

羽の形成異常や脱羽などの症状のこと。以前は栄養障害などと言われていた。現在はウイルス感染ということが分かっている。PBFDやBFDなどの羽毛異常がある鳥に使っていた用語。

投稿者: 池谷動物病院

2017.02.14更新

綿羽の一種。羽枝と小羽枝が一生伸び続ける。その先が崩れ粉末となり羽を覆う。これが、羽の防水などの役に立つ。ハトやインコ、フクロウ類では全身にもつ。サギ類では部分的に存在する。

投稿者: 池谷動物病院

2017.02.14更新

多くの鳥類で羽の生えていない足指ではない部位。人では足の裏や甲の部分に該当する。哺乳類の遠位足根骨と中足骨が癒合した物に当たる。足根骨の事である跗骨(ふこつ)と中足骨の事である蹠骨(しょこつ)が合わさった骨。別名「足根中足骨」。

跗蹠骨(フショコツ)

投稿者: 池谷動物病院

2017.02.10更新

ウイルスによる感染症。ポリオーマウイルス属のAvian Polyoma Virus(APV)による感染症。オウム・インコ類からフィンチ類まで様々な種類に感受性がある。羽根や羽毛ダスト、分泌物などで水平感染が成立する。特にセキセイインコの雛(生後15日前後)は100%死亡し、生後15日を超えると羽毛異常、皮下出血、肝肥大、消化器症状、神経症状などにより突然死を起こす。海外でヒナの大量死で問題となる。その他に脱羽、羽毛形成不全(フレンチモルト)、消化器障害、肝臓障害、腎臓障害、呼吸器障害、出血斑などの症状が出る。この症状はオウム・インコ類の嘴と羽の病気(PBFD)の症状に類似する。成鳥が感染すると多くの場合無症状のキャリアー状態でいる。別名「Budgerigar Fledgling Disease・BFD」と呼ばれる。

投稿者: 池谷動物病院

2017.02.10更新

サーコウイルス科サーコウイルス属のPsittacine Beak and Feather Disease Virus(PBFDウイルス)によって起こるウイルス感染症。鳥種、年齢によって感受性、症状は異なる。ヒナの頃は肺炎や腸炎などで死亡(突然死)する事が多く、幼鳥になると発育異常、羽毛異常、消化器症状(ソノウ食滞、下痢など)が多く、若鳥異常では羽鞘の脱落異常、羽軸の出血斑、ねじれ、脂粉の減少、や嘴の異常(キ弱化)が起こる。羽毛の以上と同時に免疫に必要なリンパ管を障害されるため、免疫不全となる。回復してもキャリアーになる。完治は難しい。ワクチンは無い。異常な形の羽毛形成や羽鞘の脱落異常、嘴の過長や脆弱化が見られる。大型鳥では初期に羽毛異常に伴って嘴に脂粉が付かず黒く光るのも特徴の1つ。同時にウイルスによる免疫抑制により感染症(細菌、真菌等の二次感染)などで死亡することもある。別名「オウム・インコ類の嘴と羽の病気」、「鳥のエイズ」とも言われる。

セキセイインコに発症した羽毛症状
セキセイインコに発症した羽毛症状

投稿者: 池谷動物病院

2017.02.10更新

Polymerase chain reaction(ポリメラーゼ連鎖反応)の略。細菌やウイルスや真菌などのDNAやRNAの特定部位を増幅して感染の有無、菌の同定、さらに雌雄を判別などをする検査。。

投稿者: 池谷動物病院

2017.02.10更新

Packed Cell Volumeの略。正式名「赤血球沈層容積」。全血液に対する赤血球の容積の割合。脱水、貧血、赤血球増多症などの指標となる。他に略字で「Ht・Hct:ヘマトクリット」と現わす。

投稿者: 池谷動物病院

2017.02.10更新

Proventricular Dilatation Diseaseの略。腺胃が拡張している状態。拡張原因はウイルス説(ボルナウイルス説)、マクロラブダス(AGY、メガバクテリア)説、真菌説、鉛中毒、胃癌等による胃閉塞、腸閉塞など様々な理由で拡張が起こる。別名「腺胃拡張症」と言う。

タイハクオウムに見られた腺胃拡張
タイハクオウムに見られた腺胃拡張

タイハクオウムに見られた腺胃拡張
タイハクオウムに見られた腺胃拡張

投稿者: 池谷動物病院

2017.02.10更新

potential Hydrogenの略。水素イオン指数のこと。酸性・アルカリ性を示す言葉。

投稿者: 池谷動物病院

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