「卵塞」、「卵秘」、「難産」の状態の卵を用手により出すこと。

形のある物を壊すこと。鳥類では破壊行動による怪我や中毒の心配もある。破壊はストレスや巣作りなど様々なことが理由で起こる。問題行動の1つ。

他の鳥、人、物に対して食べた物を吐きだし与えること。雄、雌共に行う行動。雄から雌や人、物への求愛行動や、雌のヒナや人や物への育雛行動などがある。病的な吐き戻しを「嘔吐」と言う。

卵殻があるが非常に薄い。または卵殻があるがムラがあり卵殻膜を通して透ける場所がある状態の卵のこと。

不完全菌門の不完全糸状菌網に分類されるTrichophytonの感染によって起こる真菌性皮膚病のこと。特に家禽でのTrichophyton simiiにより起こる皮膚病を「家禽の皮膚糸状菌症」と言い人獣共通感染症。

目の中にある水晶体が両側性または片側性に白濁すること。代謝性疾患や加齢性によって起こる。

足を引きずるまたは痛い方の足（患肢）を短時間だけ負重する歩き方。この時に止まり木に止まっている時にも痛い足（患肢）を上げているか、外側に開く「休め」の姿勢を取ることが多い。骨の問題（多骨性化骨症、変形性関節症など）や神経的問題や趾瘤症（バンブルフット）、ケンカによる足の傷、足輪による拘束・ケガなど様々な原因による。

左足を挙上しているセキセイインコ

ヒナが孵化する時、殻の内側から穴をあけるためつつく行為。この時ヒナの嘴には「卵歯」と呼ばれる硬い部位がある。

「咀顎目（そがくもく）」に属する昆虫で、体液や血液を吸わずに羽毛を食べる種類の総称。一生のサイクル（卵、若虫、成虫）全てを鳥の上で過ごす。1mm近くあるので、目視が可能。ほとんどの鳥類で寄生することが確認されている。

Pasteurella multocidaの感染により起こる。ほとんどの鳥種で感受性を持つ。パスツレラは多くの動物の口腔内に常在する細菌。それらの動物からの咬症により感染する。この菌により、ニワトリ、アヒル、七面鳥、ウズラで70％以上が急性敗血症で死亡する症例を「家きんコレラ」と言う家畜伝染病予防法の法定伝染病の対象となる。