2016.08.01更新

食道が拡張した口と胃の間にある食物を貯めることが出来る袋。種子食類の鳥は発達をしているが、猛禽類などはほとんど発達していない。種子食を主とする鳥類はゆっくり食べている時間は無いため、一度に大量に食べ別の場所で後でゆっくり消化するために発達したと言われている。漢字で書くと「嗉嚢」。

セキセイインコのレントゲン画像

セキセイインコのレントゲン画像

投稿者: 池谷動物病院

2016.08.01更新

ソノウの筋肉が収縮できず弛緩した状態。神経的な問題が多い。2つの場合があり、1つは消化管やその他の感染症が重度で末期になった時、液体の貯留が重度になり、流れず貯留しソノウが弛緩した状態になる事。もう1つは別名「ソノウ下垂」と言い、ソノウが定まった位置より逸脱して下垂すること、徐々に大きくなる事が多く胸骨(竜骨)の1/2~2/3程まで下垂することもある。液体や食べた物を貯めるので、異臭がしたり、多飲や感染症などの問題を起こすこともある。

ソノウが拡大することにより出っ張って見える

ソノウが拡大することにより出っ張って見える

投稿者: 池谷動物病院

2016.08.01更新

ソノウ内に感染(細菌・真菌・原虫など)、非感染(刺激物・結石・腫瘍など)により起こる炎症のこと。

抜去したそのう液

抜去したそのう液

ソノウの真菌感症

ソノウの真菌感症

投稿者: 池谷動物病院

2016.08.01更新

ソノウの筋肉が収縮できず弛緩した状態。神経的な問題の場合が多い。別名「ソノウアトニー」と言い、ソノウが定まった位置より逸脱して下垂すること、徐々に大きくなる事が多く胸骨(竜骨)の1/2~2/3程まで下垂することもある。液体や食べた物を貯めるので、異臭がしたり、多飲するなど問題を起こすこともある。

ソノウが拡大することにより出っ張って見える

ソノウが拡大することにより出っ張って見える

投稿者: 池谷動物病院

2016.08.01更新

ソノウ内に石状に硬くなった異物で、米粒大から数センチまで様々。症状を出す場合と出さない場合がある。大きくなってくると多飲や嘔吐のしぐさ(えずき)、嘔吐が見られる事が多い。尿酸結石が多いが、毛布や毛糸などの繊維による毛玉に様々な物がついている事も多い。異物の誤食の場合もある(ソノウ内異物)。オカメインコやセキセイインコに見られる。

投稿者: 池谷動物病院

2016.08.01更新

食べ物ではない異物を飲み込んでしまい(誤食)ソノウ内に残ってしまうこと。そのままソノウ内に留まる場合と、筋胃などに移動してしまうこともある。絨毯などの繊維を誤食しソノウ内で毛玉やヒナへのサシエの器具のソノウ内への落下などがある。

投稿者: 池谷動物病院

2016.08.01更新

物理的な外圧によって体表や組織が失われ傷つくこと。

投稿者: 池谷動物病院

2016.06.09更新

グラム陰性、通性嫌気性の桿菌、腸内細菌科、Salmonella属の感染によって起こる。鳥類ではひな白痢(Salmonella Pulorum)(法定伝染病)や鶏チフス、鶏パラチフス(人獣共通感染症)など家禽を中心とするサルモネラ感染症からコンパニオンバードのサルモネラ感染症などがある。鳥類での一般的な症状として急性型(元気食欲の低下、多飲、多尿、下痢など)、慢性型(神経疾患、関節炎、呼吸困難など)が見られる。ニワトリではワクチンがある。一般家庭では衛生環境(分泌物、羽毛ダスト、ゴキブリ、ネズミなど)に注意が必要。

投稿者: 池谷動物病院

中央病院 TEL:048-266-6661
池袋病院 TEL:03-5960-3411