2014.07.18更新

答え
 アオバト(ハト目 ハト科)
  学名:Sphenurus sieboldii
          L 33cm 
 日本各地で繁殖をする。ハト科の鳥なので、ピジョンミルクでヒナを育てる。

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 「ピジョンミルク」とは?
 ハト科(ドバト、キジバトなど)の鳥はソノウから人のミルク(母乳)にあたる液体(ピジョンミルク)を分泌してヒナを育てる。人のミルク(母乳)との違いはタンパク質と脂質が多く、糖質がほとんど含まれていない。ハト以外にはフラミンゴ(フラミンゴミルク)やペンギンが同じ様にソノウからミルクを出しヒナを育てる。

投稿者: 小鳥のセンター病院

2014.06.29更新

こんにちは小鳥のセンター病院です。
こんかいのBLOGは「この鳥なーに? 中級編」です。ハトの中でもかなり個性的です。しかし、見たことはあまりないのでは、、、?



この鳥なーに?






特徴
背面の緑を中心とする色。
この鳥さんは海水を飲んだり温泉水を飲んだりすることが知られています。

もう一つヒント!
 英名「White-bellied green-pigeon」
   White-bellied 白いーお腹
   Green-pigeon 緑―ハト ですが。緑?ではなく何色?

                                   →答えはこちら

投稿者: 小鳥のセンター病院

2014.06.07更新

答え
コサギ(コウノトリ目 サギ科)
 Egretta garzetta
     L61cm W98cm
本州から九州にかけて一年中見られる留鳥としてサギ山といわれるコロニーを作り繁殖します。コサギは日本だけでなく、ユーラシア、オーストラリア、アフリカなどにも生息する。川や沼、池、干潟、水田などで小魚などを待ち伏せしたり、足を震わせて追い出したりして捕食しています。


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「サギ山」と「野田のサギ山」

サギ類の中には雑木林や松林などで繁殖をするためのコロニーを作ります。このコロニーのことを「サギ山」といいます。

悲しい「野田のサギ山」
 見沼たんぼの東部、現在の埼玉県さいたま市緑区あたりに以前「野田のサギ山」といわれるサギの繁殖地がありました。野田のサギ山は歴史が古く江戸時代の中期から続くものでした。この頃のサギ山は非常に広く3つの村に広がっていました。明治・大正では禁猟区として指定され、昭和13年になると「野田村鷺繁殖地」として天然記念物に、昭和27年には特別天然記念物に指定されました。しかし、昭和40年ごろから農薬により激減し、わずか7年後(昭和47年)には巣を作るサギは1羽もいなくなり、ついに昭和59年に約1万羽いたシラサギが絶滅して特別天然記念物を解除されました。250年続いたサギ山の歴史はわずか7年で幕を下ろしました。このとき野鳥の保護をしていた当院の院長である池谷奉文は止めることができなかった大量死がきっかけで現在の埼玉県生態系保護協会を立ち上げました。このときの状況を院長は「あまりにも多くのシラサギが保護されてくるので、サギ山の現状を見に行って驚きました。林床は一面シラサギの死体で真っ白、その死体の上を農薬で弱ったシラサギがヨロヨロと歩いていたのです。」と語っています。
 他のコサギは絶滅していませんが、現在も数は減る一方。このままではコサギの存在も危うくなります。現在の種の絶滅スピードは1日に約100種、1年間に40000種にもなります。このような悲しい経験が少しでも歯止めになることを願わずにいられません。そして今、健全な自然の生態系があって健全な人の社会が出来ることは世界の常識になっているのです。

投稿者: 小鳥のセンター病院

2014.05.12更新

こんにちは小鳥のセンター病院です。今回の鳥さんは一度は見たことがあるのでは、、、?



この鳥なーに?
この鳥なーに?





特徴
全身が白く、嘴が長くて黒い。夏羽なので冠羽と背中のカールした飾り羽が特徴。ちなみに写真には写っていませんが、足は黄色です。

もう1つヒント!
この鳥さんの嘴の黒と足の黄色はい年中です。
 

投稿者: 小鳥のセンター病院

2014.03.29更新

こんばんは小鳥のセンター病院です。今回の問題は難しかったと思います。それでは答えです。


 この鳥なーに?  







答え
 ヒメアマツバメ(アマツバメ目 アマツバメ科)

  学名:Apus affinis

     L 13cm  W 28cm
 茨城県以西の太平洋岸の留鳥として生息。イワツバメの巣を再利用して繁殖していることがある。多くの時間を空中で生活をしている。食餌、水浴び、水を飲むこと、交配まで空中で行うと言われています。そのため、地面に降りると再び飛び立つ事が困難と言われています。

日中の渡り鳥条約になっている。

  ちょっと一息
「飛ぶことへの進化①」
ヒメアマツバメは空中で生活を送るのは上記の通りですが、それは飛ぶことへの進化があってこその空中での生活です。下記に一般的なコンパニオンバードとの比較があります。
コンパニオンバード
 肩甲骨の長さ=上腕骨の長さ=前腕骨(橈骨、尺骨)の長さ<手根中手骨+指骨の長さ
ヒメアマツバメ
 肩甲骨の長さ>>上腕骨の長さ<<前腕骨(橈骨、尺骨)の長さ<手根中手骨+指骨の長さ
となります。すなわち「二の腕」の長さが非常に短い事を表しています。これは腕に付く羽根(次列風切羽)と手のひらと指に付く羽根(初列風切羽)の部位が相対的に多い事を表しています。この2ヶ所(次列風切羽、初列風切羽)は揚力(身体を持ち上げる力)と推進力(進む力)が優れている事を表しています。飛ぶ事に優れている事を証明しています。さらに、飛ぶときに邪魔になる脚も短いです。全てが飛ぶためにち密に計算された進化と言う事が分かります。

投稿者: 小鳥のセンター病院

2014.03.09更新

こんにちは小鳥のセンター病院です。
今回のBLOGはこの鳥なーに?上級編です。今回は難しいです。小さいのに握力がすごいです!!




この鳥なーに?
   この鳥なーに?   この鳥なーに?





特徴
 白い腰と白い喉。腹部は黒く、足も黒い。イワツバメ?いや違います。かなり小さいですW28cm。この鳥さんの足で掴まれると悲鳴が出るほど痛く流血騒ぎです!!

もう一つヒント!
 尾が「燕尾」ではなく、切れ込みが浅く四角い。

               →答えはこちら

投稿者: 小鳥のセンター病院

2014.02.08更新

こんにちは、小鳥のセンター病院です。
今回のこの鳥なーに?は比較的簡単だったのではないでしょうか?それでは答えです。

答え
 オオタカ(タカ目 タカ科)
  学名:Accipiter gentilis
           ♂   ♀
      L 56~57cm 
      W105~130cm
 小鳥、ハト、カモ、シギ、キジ、ネズミ、ウサギなどを捕食する里山の鳥。成鳥は上面は青みがかった灰黒色、下面は白地に黒細い横斑になる。眉斑の白は特徴的。雌は雄より大きい。これはワシタカ類の特徴の1つ。
レッドデーターブックの「準絶滅危惧」(Near Threatened, NT)(現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」に移行する可能性のある種)に入る。
日露 渡り鳥条約に指定されている鳥。
ワシントン条約(CITES:サイテス)の附属書Ⅱ類(国際取引を規制しないと絶滅のおそれのある種が掲げられており、商業目的の取引はできますが、輸出国政府の管理当局が発行する輸出許可書が必要です。)に入る。

japanesetea ちょっと一息

「ゴス」とは?
 インターネットで「ゴス」と打つと、全く違う「現代的なサブカルチャー」などと出てきます。オオタカとゴス?これは英名がNorthern GoshawkのGosの事です。タカを扱う方々の中で使われることがあるようです。

投稿者: 小鳥のセンター病院

2014.01.12更新

この鳥なーに?この鳥なーに?この鳥なーに?

 

こんにちは、小鳥のセンター病院です。
今回のBLOGはこの鳥なーに?中級編です。この鳥は非常に鋭い眼光を持っています。鷹と言えばこの鳥!!!


特徴
 鋭い眼光。上面の褐色の背中と下面の縦斑。虹彩は黄色い。尾は長く鷹斑は4本で黒帯。さらに黒帯に淡色(白)の縁取りがある。まだ幼鳥です。


もう一つヒント!
 ゴスとも呼ばれることも。タカと言えばこれ!!

                                              →答えはこちら

投稿者: 小鳥のセンター病院

2013.12.14更新

こんにちは、小鳥のセンター病院です。
今回の小鳥さんの種類はわかりましたか?綺麗な鳥さんですね。それでは答えです。

答え
 オオルリ(スズメ目 ヒタキ科)
 

  学名:Cyanoptila cyanomelana

    
     L 16.5cm
     W 27cm
夏鳥として渡来します。低山で繁殖します。一夫一妻です。嘴の周りに羽が一部変化した補虫網と言われる剛毛羽があります。この羽根は飛びながら蛾などの飛翔昆虫を捕まえるのに役立ちます。冬はインドシナ半島やフィリピンに渡り越冬します。

日中渡り鳥条約に指定されています。

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日本三鳴鳥とは?
オオルリ、ウグイス、コマドリの事です。美しいサエズリ(囀り)の鳥さんたちの事です。
ちなみに日本5鳴鳥は上記の3種にクロツグミ、キビタキが入ります。

投稿者: 小鳥のセンター病院

2013.11.16更新

こんにちは小鳥のセンター病院です。
今回の小鳥さんのBLOG、この鳥なーに?は青い鳥です。すごい良い声で鳴く鳥さんです。分かりますか?




?この鳥なーに?







特徴 
青紫の背中と喉から胸部にかけての黒、腹の白!実際に自然界でこの鳥さんを見つけるとお腹の白が目立ちます。不思議ですね。

もう1つヒント!
日本三鳴鳥の1つです!!必ず聞いた事のあるサエズリです。
ります。

投稿者: 小鳥のセンター病院

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