高尿酸血症により組織に尿酸ナトリウム（ＭＳＵ）の結晶が沈着し、起こる関節炎などの症状を呈すること。鳥は尿酸が最終代謝産物のため、食事、感染、中毒、腎疾患など様々な要因により尿酸値が上昇し、関節を中心として沈着を起こす（関節痛風）。一部の鳥類（文鳥など）では内臓に尿酸が沈着する「内臓痛風」もある。

高尿酸血症により「尿酸ナトリウム塩（ＭＳＵ）」が関節などに沈着する事により結節を呈する。結節は主に皮下に白色から乳白色で大きさは数ミリ程度のものが単発または散発して見られることが多い。

セキセイインコの足に発症した痛風結節

雄と雌の1組のこと。

哺乳類では耳小骨を形成する1つの骨。鼓膜から槌骨（つちこつ）-砧骨（きぬたこつ）-鐙骨（あぶみこつ）（3骨で耳小骨）で内耳に音を伝えている。鳥類で「槌骨」は下顎骨の関節骨に含まれている。

入り口のせまい壺の形をした巣。フィンチ類（文鳥、キンカチョウなど）によく使われる。巣材としては稲ワラ（日本産）やチガヤ（中国産）で出来ている。

指先にあるタンパク質である1つのケラチンによって構成されている。鳥類では鈎爪状をしている。

透明な爪を持つ鳥種で、爪の下の内出血が見える状態。ケガ、事故、肝疾患、高脂血症などが理由で生じる。特に肝疾患と高脂血症で他に「嘴の出血斑」、「羽根の黄色化・YFS」、「嘴の過長」などが同時に見れる。これを「３徴」と言う。

甲状腺ホルモンの1つで、ヨードが3つついている構造なので「T3」と記載される。もう1つの「T4（サイロキシン）」より即効性があり、効果も強い。T4が肝臓や腎臓で代謝されてT3になる。

甲状腺ホルモンの1つ。血液中はほとんどをこのホルモンが占める。ヨードが4つあるため、T4と表記される。効果はトリヨードサイロニン（T3）の1/10程度で効果発現に時間がかかる。別名「チロキシン」。

Total bile acidの略。血液「生化学検査」項目の1つ。肝臓疾患の指標の1つとなる。数値が正常であっても肝臓に問題はないと言えないが、異常値の場合に肝臓疾患があると言える。別名「血清総胆汁酸」。